フロントマンの主な仕事は、お客様のチェックイン・チェックアウトの手続きをすること。また滞在中のお客様からの様々なご要望にお応えするのも大事な仕事です。 館内でのお困りごとはもちろん、京都に関するご質問も数多く寄せられます。 そんな時に、的確な回答と案内でいち早くお客様の思いに応えるのが私たちの務め。 フロントマンとして、お客様にできる限り良い滞在と良い旅をしていただくために、お客様の懐に入る気持ちで「この方は何を求めていらっしゃるのか」を考え、会話の中から必要とされていることを汲み取ります。 なかなか大変な仕事ですが、私の案内にご満足いただけた時は、努力が報われたことを実感し、強いやりがいと喜びを覚えます。
フロントマンはいわばホテルの顔です。私の対応でお客様が感じられるホテルの印象が決定することもありますから。 私が心がけているのは先述のフロントマンとしての業務に加えて、気持ちの良い笑顔と挨拶をすること。ホテルにいらっしゃる方全てに「おかえりなさいませ」と気持ちを込めて毎日ご挨拶をします。 そんな毎日の積み重ねが認められてか、ある時良くホテルをご利用頂くお客様より「あなたに会うことも、 私が宿泊する目的のひとつです」という言葉をいただきました。 その時は、自分の姿勢を見てくれている人がいること、そしてその姿勢を認めていただいたことを感じて、身が引き締まるのを感じるとともに、本当に嬉しく思いました。