私は、浦安ブライトンホテル東京ベイの宴会調理課に所属しています。
宴会調理課は、宴会場で提供される大人数の料理を調理する部門です。現在私が担当しているのは、前菜などの冷製料理。前菜は、お客様が初めに召し上がるものなので、ホテルの印象を左右する重要な一皿だと思っています。そのため、盛り付け一つでも細心の注意を払って丁寧に対応します。味はもちろん、見た目でも感動していただけるよう、日々心掛けています。
また宴会調理では、数百名規模の料理を一斉にお出しすることがあります。短い時間でベストな状態の料理を出すために、「次は何をすれば良いのか」を考えながら無駄のない動きをし、チーム皆で連携を取らなければなりません。さらにその中で、お客様の要望に合わせてメニューの一部を変更することもあるため、より一層スタッフ間での確実なコミュニケーションが重要になります。連携が上手くいき、業務をやり切った時は、達成感を凄く感じますし、それがやりがいにもつながっています。宴席の一つひとつにゲストの物語があるからこそ、その物語に華を添えるべく、最高の料理を最高な状態で提供する。それが私の役目です。
入社したての頃は、プロフェッショナルな先輩方の動きを見て学び、時に指導していただき、自分なりに勉強をしました。盛り付けの一部を任せていただきながら、自分自身でも着実に成長を実感することができました。そして現在は、後輩もでき、自身の技術を磨きながら、後輩を育てることにもやりがいを感じています。宴会調理では、若手からベテランまで全員で一つの宴席を作り上げることが求められます。連携プレーがとても大事なので、後輩指導についても上司を含む皆で対応します。そうした地道な積み上げによって、全体のレベルを底上げし、常にゲストにご満足いただけるような料理を提供していきたいです。